1983年のある日のことです。一人息子の純が、
「おかあさんの仕事はアルパックスだね…。アルパックスって、未知の能力をイメージから引き出して、創造する平和の女神という意味だよ……。」と、
私にいったのです。

息子の母親へのひいき目な言葉、そして少し気恥ずかしさを感ずるこの言葉に、私は感動しました。純が無心に口にしたこの言葉に、未知の世界からの意味や可能性がデザインされているように感じたのです。

それ以来、私の脳裏からは純のこの言葉が離れることはありませんでした。それは私を……いつのまにか「生命の樹」へと導いていってくれました。

私の理想をはるかに越えた、深くて広い、そして居心地のよい世界がそこには広がっていました。たくさんの意味やイメージが、私たちに気づきや、やすらぎを与えてくれる「魂のゆりかご」のような世界だったのです。

世界中のファミリーが幸福でありますように、平和でありますように……、そんな願いが「生命の樹（純真な自己）」と出会い、たくさんの気づきをえて、実を結び、素晴らしい未来を。私たちに約束してくれているのだと思います。

あなたも私も、アルパックスという女神のように、自由に創造的にイメージを働かせ、至福を味わっていますネ。